我が家のベランダには、引っ越したときから写真にある波板のメカクシがついていたんです。でも、汚いし、光を遮断するし、視界も狭くなるから、管理人さんの了解を得て取り外していました。
そしてしばらくは陽気に過ごしていたものの、先週、仕事から帰ってくると、ドアに「土曜日にメカクシをとりつけさせていただきます。○○表具屋」というメモ書きが。ドドーン
書かれてあった番号に電話してみると「近所から苦情が来たらしい。裁判したらお宅が負けますよ。」というおどろおどろしい情報を得る。電話ではなんだし、こちらも(管理人に確認をしてメカクシをとった張本人の)T不在でひとりだったので、結局土曜日を迎えることになりました。
Tに事情を説明すると、「これは管理人にも了解を得ているし、法規的にも問題ない。オレがきちんと言ってやるよ!」といきまいておりました。
しかし、土曜日の朝に表具屋と管理会社のパートのおばちゃん(取り付けを命じた責任者は現れず)がのんきに登場。お互いに話あったものの、Tの熱い主張は「そうねぇ、残念ねぇ、こんなにいい眺めなのに」「いや、まあここは、取りつけときましょうよ。まあ穏便に。」みたいなぬる〜い対応に約2分で敗北。約5分後にはメカクシは再度設置され、Tはみなさんにお茶を振舞っていました。
向かいのファミリーマンションとは、間に植木があったりゴミ捨て場があったりで十分な距離(15mくらい?)があるのですが、昔からごみの問題とかメカクシの問題でもめていたらしい。メカクシがないと、こちら(私たちのベランダ)から、あちらのベランダが丸見えだから、プライバシーが侵害される!というのがあちらの主張だそう。はぁ?この30センチのメカクシにプライバシーを保護する力があるとも思えないけど。
実は、無職時代のTがベランダでたたずんでいた際に、お向かいのベランダに出てきた人と目が合い、相手がガシャンと雨戸を閉める、なんて状況が何度かあったそう。昼間から家にいる怪しい男が家を覗いている、という恐怖感を抱かせてしまったのかしらね。
そんなこんなで、陰気なメカクシが再びはめられてしまったのでした。
とはいえ、メモを発見したとき、また電話で苦情云々の話を聞いたときには、とてもがっかりというか悲しいきもちになったけど、今は別にそれほどメカクシを不快にも思いません。
事件が解決したことの安堵感のほうが大きい、小心者のわたくしなのでした。
写真は、メカクシ設置後のベランダ

